債務整理コラム

2024/01/03債務整理コラム

少額債権の定めについて

個人再生手続きの結果、債権者の権利に生じる変更は、すべての債権者について平等であるのが原則とされています(民事再生法229条1項)。 ただし、例外として、少額の債権について別段の定めを設けることが認められています(同項た […]

2023/12/23債務整理コラム

「補正」又は「追完」の指示にどう向き合うか

大阪地裁に個人再生や自己破産(同時廃止)の申立てをすると、しばらくして裁判所から申立書類の「補正」又は「追完」の指示があります。昨今では、定型の書式に該当事項をチェックし、個別的な要求事項を加筆した書面がファックスで送ら […]

2023/10/09債務整理コラム

「疚しいこと」と個人再生手続き利用の可否

多重債務を抱えた方の中には、借金を重ねた経緯に何らかの「疚しいこと」がある方もいらっしゃるでしょう。借金のほとんどをギャンブルに費やしてしまったような場合が一つの典型ですね。そういう方の場合、経緯をお尋ねすると、言葉を濁 […]

2023/05/30債務整理コラム

財産であって財産でないもの~本来的自由財産

個人再生手続では、債務者が保有している財産の総額がいくらかが重要な問題となります。ただし、ここでいう「財産の総額」には債務者の保有するすべての財産の価額を計上するわけではありません。財産的価値があっても、財産として計上し […]

2023/05/12債務整理コラム

大阪に住んでいるということと個人再生手続

あなたが東京でなく大阪に住んでいるとすれば、そのことは、個人再生手続を利用することとの関係では、利点があります。 というのも、東京地裁では、個人再生手続において原則として全件、個人再生委員を選任する運用であるのに対し、大 […]

2023/05/02債務整理コラム

不動産の評価方法

破産と違って、所有する財産があっても当然に手放すことを強いられないのが個人再生のメリットの1つです。個人再生手続において、所有する財産の額は、最低弁済額の基準の1つ(清算価値基準)にはなりますが、最低弁済額以上の額を弁済 […]

2023/04/30債務整理コラム

個人再生と「浪費」

個人再生の申立にあたっては、過大な債務を負って支払不能のおそれのある状態となった経緯について、裁判所に報告する必要があります。したがって、申立の依頼を受けた弁護士は、依頼者から経緯の詳細を聴き取ります。 聴取りの際、多く […]

2023/04/25債務整理コラム

給与所得者等再生と勤続期間

給与所得者等再生における弁済額は、小規模個人再生における最低弁済額の要件を満たすことに加えて、過去2年分の可処分所得の2年分以上という要件を満たす必要があります(民事再生法241条2項7号)。 その分、給与所得者等再生の […]

2022/11/15債務整理コラム

免除率の算出方法-大阪地裁”ルール”

再生計画案では、再生債権の権利の変更(減額と期限の猶予)について原則として全債権者に対して一律の基準を定めます。すなわち、債権の減額については、各再生債権について、その何パーセントをカットします、という基準を一律に定めま […]

  1. 1
  2. 2